ペットの保険のコラム
口内炎ってなに?

目次
どんな病気?
さまざまな要因から口の中の粘膜に炎症が起きる病気です。
人と同じように、犬にも口内炎ができます。口の中の粘膜が炎症を起こし、赤くなったり、ただれたりするほか、出血したりします。犬では、進行した歯周病に続発して起きることが多いとされています。
おもな原因
進行した歯周病による口内炎がもっとも多いとされていますが、 口内炎を引き起こす原因はさまざまです。
●進行した歯周病多い
●腎臓病や糖尿病など免疫が低下する病気
●毒物の摂取
●免疫の異常
●歯並びの悪さ
●自分で噛んでしまう
など
おもな症状
見た目でわかる口の中の炎症だけでなく、口内の違和感や痛みにより行動にあらわれることもあります。
口の中にあらわれる症状



行動にあらわれる症状
●ヨダレが多い ヨダレが一日中出ているほか、血が混じったり、二オイがきつくなったりします。ヨダレにより、口のまわりの毛が変色することもあります。●食べ方がおかしい ゴハンを口からこぼす、ドライフードを食べない、水を飲めない、飲食時に悲鳴を上げるなどの様子も出てきます。
●口が臭い 口の中にトラブルがなければ、犬の口はにおいません。口内炎でも口臭がきつくなります。
●顔をかく、こすりつける 口の中に違和感があって気になるため、顔をかいたり、こすりつけたりします。
●口をクチャクチャする、舌をペロペロする 口内炎による痛みや不快感から、何も食べていないのに口をクチャクチャと鳴らしたり、口元を頻繁になめたりします。
治療法
口内炎の原因になっている腎臓病や糖尿病、自己免疫疾患などの基礎疾患が見つかれば、それに合った治療を優先して行います。歯周病があれば、歯垢・歯石の除去手術を行うことに加え、抜歯が必要になる場合もあります。
予防法
歯ブラシでの歯みがきを徹底し、口内環境を清潔に保つことで、歯周病が原因になる口内炎を防ぎやすくなります。口腔ケアの際に、ほおの内側などもチェックすれば早期発見にもつながります。
注:この記事は、アニコム損害保険株式会社が提供する「アニコムどうぶつNEWS_2025年5月号」の内容です。
取扱代理店:パナソニック保険サービス株式会社
引受保険会社:アニコム損害保険株式会社